2011年7月29日

いなかめし輝卵鈴


ひさしぶりに府中町の輝卵鈴(きらりん)で昼食を食べた。この店は、今年の春オープンした『たまごかけごはん(380円)』で、最近地元メディア露出も多い有名店である。本業は養鶏などを営む農園だと思う。香川の典型的な農家の母屋がお店だ。玄関を入ると土間がある。土間をあがると二間続きの座敷がある。ここが客席。まるで親戚のばーさんちに行き座敷でくつろいでいる感じである。

今回食べたのは『府中どんぶりカレー(田舎風野菜いっぱいたまごカレー)=写真のメニュー』だ。ごはんは白いごはん、玄米ご飯、もち麦ごはんの3種から選べて、量も自由。カレーには半熟たまごが乗っているのだが、別に生卵も何個でも食べてOKという太っ腹なお店である。養鶏場の朝採りたまご(茶玉)は素朴に美味しい。そしてこのカレーは変わっている。具だくさんのけんちん汁をカレーにしたスープ風カレーで、肉の代わりは高野豆腐。この内容で480円はうどんでも敵わない。

投資のかなりかかる外食において、もともとあった家を最小の改築・修繕でお店とした、そして本業と繋がっているメニューとしたことが、メニュー単価を抑えることができたのだ。街の人にはうらやましい店だと思う。田舎でも新鮮だ。うどん屋ではない、このような店が増えていくことも楽しい。

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