2011年11月3日

やっぱり今のが美味しい


坂出市内には製粉会社が3社ある。そのなかの1つ、吉原食糧株式会社のイベント「第5回 さぬきうどんタイムカプセル」に行ってきた。毎年11月3日に行われていて、私の中でも恒例行事だ。林田工場の一部を公開しての工場祭りのようなイベントで、今回は坂出市長や地元選出の国会議員もおいでだった。


このイベントのメインは、200円でうどん購入券を買う。そして20分くらい行列に並ぶ。やっと2つのうどんを受け取り、食べ比べるのである。1つは最新型のさぬきうどん。香川県の奨励品種さぬきの夢2009と豪州産小麦ASW(オーストラリア・スタンダード・ホワイト)のブレンド粉で作ったうどんである。見た目は白く輝く綺麗で硬さ粘りのバランスの良い食感のうどんだ。もう1つは大正時代の製粉製法である石臼引きのさぬきの夢2000で作ったうどんだ。こちらは見た目は太い蕎麦である。とても風味の良いうどんだ。風味は良いのだが、昨晩深酒した私には重たく感じる。食べ物だから好き好きなのだと思う。うどん県香川では、人気のイベントになった。休日の工業地帯に路上駐車の車列。そして工場内にはうどんを待つ人の行列。並ぶんが好かんうどん県民が、ここでは県外客の行列のできるうどん屋のように並んでいる。うどんの他にも、クレープ屋さんなどの出店があり小規模ながらも楽しめる。香川県産小麦さぬきの夢はクレープやロールケーキの生地にしても美味しい風味豊かな小麦だ。用途すなわち出口がきちんと見つかれば、作付を増やしていくこともできる。

話は飛ぶが、TPP参加は次期尚早である。我々の日常生活を守り育てることのほうが重要だ。地元の田畑の恵みをきちんといただこう。うどんも然りである。

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