2011年11月10日

きびしい


11月に入っても暖かい日が続いている。そしてここのところ週末は雨続きだ。折角台風にも耐えて実ったオリーブがピンチだ。落実や病気が目立つ。例年に比べて収量は大幅に落ち込みそうだ。


そんな中でも、加工現場はオリーブの新漬けの作業に大忙しだ。エキストラバージンオイル搾りも始まった。本当のところ、絞るのはもう少し収穫に合わせて遅くするはずだった。ところが日を追うごとに実の状態が悪くなっていくので、待てないのだ。作業が重なり忙しいのだが、例年ほど加工量が確保できそうもない。この状態では2011年産の加工品の販売時期の終了も早くなる。要するに食べていけない。天候不順が恨めしい。

オリーブオイルの搾りかすを頂いてきた。実を絞ると9割が糟だ。地中海沿岸諸国などは、この糟で再度絞るのだが、香川県では、大掛かりな設備を設けているところはないので、再度絞ることができない。大掛かりな設備を入れたところで、償却できるだけの香川県産オリーブの実の絶対量が確保できない。

この糟を使って何かができて、それなりのお金に換えることができれば、もう少し楽になることができる。ただ糟はこのままではとても渋く、おまけに砕けた硬い種が混じっている。

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