2016年7月12日

参議院選挙を振りかえる

(1) 議会制民主主義の危機

投票率は全国平均約55%、香川は50%と有権者の約半数は選挙権の行使を放棄している。選挙権をはじめとした、議会制民主主義は長い歴史の中で人民が闘い勝ち取った権利なのである。この権利行使がなされないことが、議員及び議会の劣化を招き、巡り巡って社会の劣化を招いている。

今回の選挙の特徴は、自・公(政権与党)が徹底した選挙争点隠しを行ったことだ。TVで党首討論はたった1回しか開いていない。メディア各社は、自公優位と報じ続けたが、今回の選挙争点ある「改憲」には触れず、東京都知事選関連ばかりを垂れ流した。メディア及び自公の罪は許されない。それと結果として報道上蚊帳の外で申し訳ないのだが、他の政党も努力が足りない。この低投票率をキチンと総括してほしい。

(2) 野党共闘は大きく前進した

3年前の参院選と比べ、自民党は得票数を1800万票から2000万票へと得票を伸ばした。しかし当選者数は65人から55人へと減らしたのは、野党共闘の大きな成果だ。これがなければ、選挙隠しの中で、どのような結果になったか考えるだけでもおぞましい。

(3) 福島・沖縄での現職閣僚落選の意味するもの

震災復興のままならない福島、米軍基地問題で揺れる沖縄でのこの現職閣僚敗北という選挙結果にこの両県でのとてつもない現政権への怒りとエネルギーを感じる。また青森・岩手・宮城での自民敗北は、自民党そのものが地方や農林水産業には寄り添わない、経団連御用聞きであることが、生活基盤の厳しい場所でばれてしまっているといえる。

(4) (1)の状態で改憲どころか、議論すらできる状態ではないが・・・

労働運動つぶし、選挙制度改悪など1960年代以降急速に時の権力に都合の悪いものを粛々と或いは暴力的に潰してきた。昨今はメディアにも露骨に介入して跪かした。そして今回も自公で3分の2を確保してしまった。彼らは信を得たとし、自民党改憲草案の押付を計ってくる。(2)(3)で示したように、自公も脆弱だ。改憲は我々にとって重要でも緊急でもない課題なのだ。国民会議派の挑発に乗ることなく、わきの甘い、安倍政権をさらに追い詰めよう。


松井の昼ごはん 7月4日 坂出市元町吉野家坂出店で麦とろ御前。この夏の新メニュー。

松井の昼ごはん 7月5日 県善通寺市下吉田町まるやうどんで冷かけ中+野菜のかき揚げ。出汁は飲み干せた。

松井の昼ごはん 7月6日 高松市茜町元町珈琲で幻の横濱ナポリタン+元町ブレンド。回転ずしの後にできた、FC系珈琲店。店内装飾が凝っている。

松井の昼ごはん 7月7日 丸亀市飯山町手打ちうどん彦江でたぬきぶっかけ中。新メニュー300円。

松井の昼ごはん 7月8日 高松市郷東町手打ちうどんひさ枝でかけ2玉+野菜かき揚げ。今回は滑り込みセーフ。

松井の昼ごはん 7月9日 綾歌郡宇多津町塩がま屋でざる細+鳥天小。

松井の昼ごはん 7月10日 丸亀市土器町マドリエ未来館、さぬきオーガニックマルシェで、畑ごはんの桑の葉だんご(くるみあんこ)+パンケーキとte-maのガーリックパン+つむぎの珈琲。

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